私たちの目標 2011年9月23日制定
私たちはテナントの皆様に満足いただくため工夫と努力をします
1.快適なオフイス環境の維持・創出に工夫と努力をします
2.環境をまもり、CO2排出削減に工夫と努力をします。
3.安心・安全の環境作りに工夫と努力をします。
4.あかるい日本橋の街づくりに工夫と努力をします。
代表者メッセージ 代表取締役社長 森
代表取締役専務 森 正隆
(左:代表取締役専務 森 正隆、右:代表取締役社長 森 隆)
テナントビルの近三ビルヂングを紹介致します。濃い茶色のタイル地の肌を見せ、コーナー独特の丸味とフラットなファッサードをもつこのビルは、一歩中に踏み入れると、広々した玄関ロビーの天井一面のガラスモザイクタイルと落着いた壁のトラバーチンが皆様をお迎えします。 私たちは環境問題に取り組んでいます。 日々のCO2排出量を管理しています。 日々の電力のデマンド監視を行っています。
ビルの管理運営は日常清掃から警備、エネルギー管理まで、基本的にアウトソーシングに頼らないで自前のきめ細かい管理と工夫をモットーとしています。 実はこの近三ビルは昭和初期のモダニズム建築の代表作でもあります。同年アメリカではエンパイアステートビルディングが完成しています。実はこのエンパイアステートビルも今日のエコビルとして生まれ変わろうとしている事をご存知でしょうか。私たち近三ビルでも負けない努力をしております。
ビルの設計者が後に文化勲章を受けた村野藤吾氏であったこと、以来、同氏が亡くなるまで、全ての時代に亘る改修工事の設計監督をしていただいた事は幸運な事でした。特に昭和40年の大改修工事を終えた時には「これでこのビルも今後30年間は大丈夫でしょう」と自信満々におっしゃったと聞きます。しかも既に40年が過ぎて、尚、健全な商業ビルの環境が維持出来ているという事は、当初の設計思想に敬意を払うと同時にメンテナンスを行う私たちの実績である事を誇りにしています。 何と言ってもこのビルの最大の幸運は日本橋室町の地にあったことです。お江戸日本橋に始まって江戸時代から商業の中心地として栄えてきました。その為、日本橋を起点として5街道が発達したように、交通のアクセスの良さは今日でも変わっていません。
更に、高度成長期の東京で、急激に普及する冷房システムが地下水を大量に組み上げ、都内で広範囲に地盤沈下を引き起こしました。その時でも、ここ日本橋は地盤沈下を全く起こしていない土地柄になります。これこそ近三ビルにとって何にもまして恵まれたことでした。その結果、当初からのフラットな玄関が今日まで維持され、しかも適切な階高を持っていた事がこのビルのリノベーションを可能にした最大要因かと考えます。 勿論、設計者没後も、このビルはメンテナンスの手を休めることなく今日に至っています。そして今後ともこの手を休めることはありません。私たちはテナントビル経営80年間の歴史を誇りに思っています。